気づき、振り返り「実景でなくとも…」について【東予地域文化祭】

東予地域文化祭では、「実景モジュール」が多数展示されるというのが特長と述べましたが、「実景でないモジュール」にも多数、目を見張る作品がありました。

中でもHさんの「リゾート」は規模、再現性ともに優れていたのは誰もが認めるものであったと思います。

日本各地で見られる情景の要素をふんだんに盛り込むことができるのも、「実景でないモジュール」のよさなのかも知れません。

皆で「これは伊豆でしょう。」「いや箱根かな?」などと、元になった情景はどこなのかを楽しく推測しました。
Hさんから引き出せた答えは「知多半島付近」だったそうで、「ほぉ~そう言えばそうだったな…。」と納得しました。

海岸沿いにせり上がった山の上にリゾートホテル。あれは「鉄腕Dash!」だったかと思いますがテレビ番組で東京から伊勢を目指すヒッチハイキングの旅で、知多半島から伊勢湾をフェリーで渡り、あえて「名古屋を通らずに」、一気に三重県入りを目指すシーンがありましたが、あの時に見た光景がふと頭に浮かびました。(^^;)

Hさんの作風としてまず、高低差がリアルに再現されているところ、色彩全体が深みのある美しい緑・茶色を中心にまとめられているところ、既存のストラクチャ類も再塗装や加工を施して個性をもたせているところがあると思っています。これらは決して実景でなくとも、見ごたえのある情景の再現を実現する確かな技なのだと思っています。

Mさんの「のどかな風景」も高低差を生かし、適所に人形がドラマを再現する見所が配置された素晴らしい情景でした。「上から見た時」と「下から見上げた時」で雰囲気が違って見えるのはやはり高低差があるからなのだと思います。山の最上部の岩場には登りきった登山者の人たちが「ファイトぉ~!いっぱぁ~つ!!」と叫んで見えたのは私だけでしょうか?(笑)

またIさんの「山里を走る列車」は寺院の上にネコ、とかテレビ中継中~!とか、各所に仕込まれたドラマが…。細かなところを見て「気づいて楽しむ」仕掛けが散りばめられていました。思わずニンマリです。

もうお人方のIさんは「SL機関庫のある駅の風景」。ズバリ、「非電化、昭和のよき風景」が展開されていました。当たり外れの多いジオコレシリーズですが、それらの「当たり」の製品をチョイスして、そのよさを最大限に引き出していたと思います。やっぱりこれにはキハ181がよく似合いますね~。(^^;)

経験豊富で大胆な作風で知られるTさんは「田舎駅」を出展されていました。丁寧な砂まき、走行を重視した無理のない線路配置。そしてやっぱり必ずある車両展示ができる何か(今回は鉄橋でしたね。)が。
昔、むさぼるようによく見たトミックスの「レイアウトプラン集」であるような景色でした。「レイアウト作りの基本はこういうものです!」と教えられた気がします。

テーマの通り、「実景でなくとも…」=「十分楽しめる!面白い!」が私の結論です。


あと…。雑感ですが、モジュールの中に単独の「別線」を設け、走行させるモジュールはなかったですね。これはこれでよかったと思います。「別線」を取り入れる手法は何を隠そう、私自身がよく使う手であったわけですが、当然ながら自分のモジュールの運行の世話に手がかかり、他の方の作品まで整備の配慮が出来にくいという反省があります。

でも、一つくらいはお客さんが「ちょろっと体験走行できる」別線実装モジュールもあってもよかったのかな?と感じないわけでもないですね。


それともう一つ。電飾がかなり普及しています。しかも効果的な演出が。機関庫のオレンジの構内灯や駅前のイルミネーション、城郭のスポットライトなど。間違いなく確実に進化しています。

よく「電飾のみぬ鉄さん」、とお褒めのお言葉をいただき、恐縮しきりなのですが、よくよく見れば他の方の作品とそう変わりはないですね。(汗)

私ももっともっと「やるねぇ~」と言ってもらえる、情景マイスターになりたい!と思わされる、「四国最大級鉄模イベント!」でした。(完)

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体験運転の路線があると~

お子様たちが群がりますからね(笑)
どしても誰か専任を置かないと駄目になりますから、公開運転会でも一般人に開放している運転会は少ないですよね~。
まあ、それを売りにしちゃえば良いのでしょうけどね。

実物の情景&線路配置に小さじ一杯?程度の空想を混ぜると面白い事になるのでは?
と言う事で、市駅を複線の配置(2線共)に変えてみるのはいかがですか?

Re: 体験運転の路線があると~

るりさん>
この文化祭の「模型展」はあくまでもジオラマ展示がメインですので、お客さんのご希望があれば持ち込みの車両走行が可能になってました。

ただ、鉄道模型にあまり詳しくない方にも楽しんでもらうには、「運転可能なジオラマ」はあってもいいかなぁと思ったりします。

子どもたちは将来の大切な消費者なので、鉄道模型の業界が発展していくためにも、ある程度歓迎し、取り込んでいく方策は必要でしょうね。

そうじゃないと少子化・高齢化で業界の先細りは目に見えますから。

いずれは私も年金生活。とこまでお金を模型に使えるか分かりませんからね~。

魅力あるジオラマ展示を目指して、いかに仲間を増やすか?コレも大切なテーマだと思います。
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四国風味の鉄道模型を鋭意製作中!

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